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ワールド・カフェを企画する


みなさんこんにちは。

前回のブログでワールド・カフェの体験レポートを書かせて頂きました。
今回は実際にワールド・カフェを社内で取り入れるための進め方についてお伝えしたいと思います。

ワールド・カフェは「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法の一つです。

組織やコミュニティの比較的多人数の集まりで、設定したテーマに関して、ダイナミックで協働的な話し合いの場を作り出すのに効果的です。
それぞれのテーブル毎に机上の模造紙に自由にメモを描きながら、20分から30分程度の話し合いを行います。これをメンバーを変えながら3回程度行うことで、そこで出たアイデアが他花受粉するようなイメージで、テーマに対するコンテクストが短時間で深まり、大変盛り上がる効果があります。
かけた時間の割には高い満足感を得られますし、ファシリテーションや事前準備が極めて簡単だという良さがあります。
その際、テーブルクロスや花、カラフルなマーカーなどを用意して、「カフェ」的なくつろぎの空間を創り出すことで、より効果を高めることができます。

ワールド・カフェを活用するのは、下記の表のような活用目的がある場合に適しています。

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では、さっそくワールド・カフェを企画してみましょう。

下記の「ワールド・カフェの作り方 企画シート」がありますので、そこに書き込みながら企画を考えていきましょう。

ワールドカフェ企画シート画像クリックで拡大します。

1.まずは、目的の確認をします。

  1. 現状の課題・問題
  2. 組織の長期的目的と、ワールド・カフェ開催の目的
  3. 参加者の状態(現在→WC後)

2.次は、テーマと問いを検討します。

テーマと問いについて考えるのが、企画のなかで一番重要となっています。
多様なアイディアや意見を出しやすい問いになるようにしましょう。

問いの例

・なぜ今対話が求められているのでしょうか?
・○○で働く人たちが、もっと楽しく過ごすには?
・○○はあなたにとってどんな場所ですか?

問いを考えたら、問いを共有してブラッシュアップするとより良いでしょう。

3.ラウンド数について

ラウンド数は最低3回です。
最初のテーブル、他のテーブルへ他花受粉、そして最初のテーブルにもう一度戻って対話します。
1ラウンド20分から30分くらいが目安です。

4.ファシリテーターのあり方について

ワールド・カフェのファシリテーターは、車でいうとどこに座る人だと思いますか?
運転席?助手席?後部座席?

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ワールド・カフェのファシリテーターは、後部座席のさらに後ろくらいに座るイメージだそうです。(座席ありませんw)

講師やインストラクターとファシリテーターの比較をご覧下さい。

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5.ワールド・カフェの大事な要素

リラックス
安心・安全
そんな空間

です。

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そんな空間をつくるための雰囲気にカフェが適しているのです。

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おもてなしの心をもって、
テーブルにお菓子や飲み物を置いて、
お花を飾ったりすると会議室でもやわらかい雰囲気がでてきます。

初対面の人同士やあまり会話が弾まなさそうなメンバーの場合は
トーキングオブジェクトを使って、それを持っている人が話して、
次に話す人に渡すというルールを入れると会話も弾みやすくなると思います。

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ワールド・カフェの進め方は以上になります。
組織やコミュニティの「関係性作り・アイディア創出・コミュニケーション活性化」にワールド・カフェを是非一度取り入れてみてくださいね。

関連記事:
・「ワールド・カフェ体験:主体性と想像性を高める話し合いのエッセンス」
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